沖縄京都の塔慰霊祭と創立50周年記念研修会
一昨年より続く新型コロナウイルス感染症は未だ収束の兆しは見えず、本年50周年の佳節を迎える当会は、昨年の沖縄慰霊にて波上宮に女子神職祭典用装束を寄贈する事業を行いましたが、その後記念研修旅行を企画するも、コロナ禍のため断念しました。そして様々考慮の上、今回の令和3年度沖縄京都の塔慰霊の旅と併せて周年研修旅行を行うこととし、例年一泊二日の行程を二泊三日として、長崎方面にも足を伸ばす旅程となりました。
沖縄京都の塔慰霊参拝団及び創立50周年記念研修旅行は、去る令和3年12月7日〜9日の二泊三日で実施され、梶本部長以下20名が参加しました。
当日朝、伊丹空港で参加者は集合し、沖縄・那覇空港に到着後、昼食をはさみ波上宮に参拝、御本殿にて正式参拝を行いました。その後、嘉数高台公園内に建つ京都の塔へ向かい、波上宮の職員の方にお手伝い頂いて舗設された斎場で、京都府関係戦歿英霊に対し厳粛に慰霊祭を斎行しました。斎主は後藤副本部長が務め、祭詞奏上の後、女子神職による朝日舞が奉奏されました。
その後、梶本部長以下参列者は、玉串を手に取りそれぞれの思いを胸に拝礼されました。
二日目は、周年研修のため早朝より空路で長崎県に飛び、長崎港より船に乗り換え今回の目玉である軍艦島への上陸を試みましたが、生憎波が高く上陸が叶わなかったのは残念でした。クルーズ船より平成27年に世界遺産に登録された軍艦島(端島)の全貌を眺めて帰港しました。その後、軍艦島を望む高台に建つ「長崎市軍艦島資料館」へ赴き、当時の軍艦島の繁栄を伺う数々の資料を拝観し研修を深めました。
翌日は、先ずは長崎鎮西諏訪神社にて正式参拝を行い、その後「平和記念公園」「原爆資料館」「グラバー園」などを見学研修し、長崎空港より帰路につきました。