平成28年度沖縄京都の塔慰霊祭

平成28年度の沖縄京都の塔慰霊参拝は、平成28年12月11〜12日に行われ、23名が参加しました。

初日、到着後波上宮に参拝し、そのまま嘉数の丘「京都の塔」碑前において、後藤副本部長を斎主に戦歿者慰霊祭を行いました。

第二日目には、野國總管公園内にある農林健児之塔を訪ねましたが、所在地が分かり難く、道標もないため場所を探しながら行きました。最短距離で行くには学校の校内を通っていかなければなら無いという状況でした。

農林健児之塔 建立記(碑文より)

昭和六年(一九三一年)の満州事変から、昭和二十年(一九四五年)の第二次世界大戦終戦に至る十五年戦争において、五百有余の同窓生および教職員が、沖縄を始め、中国大陸、また南方地域において犠牲となった。
就中太平洋戦争の激戦地となったわが沖縄では、学業半ばにして徴兵され、また鉄血勤皇隊農林隊として学徒出陣し、多数の農林健児があたら若い命を落とした。
われわれは、これら戦死された方々の犠牲を無にすることなく、悲惨な戦争を再び繰り返さぬよう不戦の誓いを堅持し、茲に生命と平和の尊さを訴え、永く戦没者の名を留め、鎮魂慰霊の誠を捧げるため農林健児之塔を建立する。

昭和三十八年(一九六三年)二月十二日建立
平成十七年(二〇〇五年)六月二十三日再建

沖縄県立農林学校同窓会

 
昼食後には、旧美里尋常高等小学校跡地に遺る、戦前天皇皇后両陛下の御真影を奉安した奉安殿と忠魂碑を見学、参拝しました。
 

奉安殿

健児之塔

 
 
奉安殿が完全な形で残るものは珍しいそうです。これも養護施設の中にあり、事前に市への許可をお願いし参拝しました。

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Posted on 2017-01-22 | Category : 最近の活動 | | Comments Closed