令和2年度 沖縄京都の塔慰霊祭
本年、我が国はもとより世界中において支那武漢市から端を発する、新型コロナウイルスの猛威が吹き荒れており、未だ終息の気配が見えません。斯界においても数多の祭事・行事が中止や延期、縮小を余儀なくされており、創立五十周年の佳節を迎えた当本部でも同様です。
そのような中でも「英霊に感謝と哀悼の誠を捧げる慰霊祭は絶やしてはならない」との梶本部長の固い意志を受け、役員委員のみ総勢12名の少数で、去る令和2年12月9日から一泊二日の日程で沖縄県に向かいました。
沖縄・那覇空港に到着後、波上宮へ向かい御本殿にて正式参拝の後、大前にて周年事業の一つである沖縄県神社庁へ祭典用女子装束二組の寄贈式を行い、渡慶次沖縄県神社庁長より梶本部長へ感謝状が贈られました。
波上宮を後にし、当時は第70高地と呼ばれていた嘉数高台公園内に建つ京都の塔へ向かい、波上宮の職員の方にお手伝い頂いて舗設された斎場で京都府出身の戦歿英霊に対し慰霊祭を斎行しました。祭典は後藤副本部長が斎主を務め、祭詞奏上の後、女子神職による朝日舞が奉奏されました。
二日目は、沖縄戦終局の地である沖縄戦跡国定公園摩文仁の丘の頂上にそびえる第三十二軍司令官牛島満大将と参謀長 長勇中将を祀る黎明之塔をはじめ、ひめゆりの塔・梯梧之塔・白梅之塔を巡拝しました。白梅之塔では、塔に祀られている白梅学徒隊(46名中22名戦死。戦後、靖國神社へ合祀)の生き残りで結成されている白梅同窓会の中山きく会長に遭遇し、御年91歳ながら沖縄戦の語り部として今だ活動される思いなど貴重なお話しを伺う機会を得ました。
そして最後に沖縄縣護國神社を自由参拝して全員無事に帰京しました。
京都府戦歿英霊追悼慰霊祭斎行
去る令和2年11月19日に、当本部主催による京都府戦歿英霊追悼慰霊祭が、ウエスティン都ホテル京都を会場に斎行されました。
令和2年は、中国武漢を発生源とする新型コロナウイルス感染症、いわゆる「武漢肺炎」によって散々な年となり、当神政連京都府本部でも会員大会が中止されるなど、その影響は計り知れませんが、先輩諸兄より連綿と受け継がれた慰霊行事だけは途切れさせたくないとの本部長の強い思いから、感染の第三波が警戒される中、感染対策を万全に行い、参列者を極力限られた人数に絞り、戦歿英霊追悼慰霊祭を斎行する運びとなりました。尚、例年同日に催行している時局講演会は、滞留時間が長時間に亘るためやむなく中止されました。
慰霊祭は、参列者約60名が見守る中、国歌斉唱、「海ゆかば」の静かな合唱から始まり、斎主の室川副本部長を始め祭員を当本部役員が務め、祝詞奏上の後、朝日舞が厳かに奉奏されました。
慰霊祭は、厳粛に斎行され、引き続き式典が行われました。式典では、梶本部長挨拶の後、京都府神社庁林秀俊副庁長、繁本護衆議院議員、岸本裕一京都府議会議員、京都市会神道議員連盟寺田一博会長よりそれぞれご挨拶を賜わりました。
これにて、式典を終えコロナ禍中ではありましたが、所期の目的を果たし、その後感染者も確認されず、役員一同安堵した次第です。
沖縄「京都の塔」慰霊祭斎行
当本部では、恒例行事である「沖縄京都の塔慰霊行事」を行うべく慰霊参拝団を結成し、令和元年12月11日から12日にかけ、本部長以下総勢21名の参加者を得て沖縄入りしました。
1日目には、絶好の好天の下、嘉数高台公園の京都の塔で後藤副本部長斎主にて慰霊祭を斎行いたしました。
祭典中には、京都女子神職会の北川・河谷両舞人の「常永遠の舞」奉納され、「海ゆかば」の合唱、そして全参列者がそれぞれの思いを込めて玉串を捧げ奉りました。
翌日には、沖縄県中部でも北側に位置する南燈慰霊之塔まで慰霊参拝に向かいました。この南燈慰霊之塔は、県立名護高等学校の敷地内にあり、その前身である県立第三中学校・第三高等女学院の学徒隊・教職員と学校関係者の沖縄戦に於ける戦歿者を祀っており、現在でも卒業生等学校関係者や遺族によって年に一度慰霊祭が行われているそうですが、県外や一般で慰霊に訪れる人はほぼないそうです。
天皇陛下御即位奉祝提灯行列
11月27日、天皇皇后両陛下御入洛に際し、御即位をお祝いする提灯行列を行うべく、当本部を始め各界にて組織する「天皇陛下御即位奉祝京都委員会」が主催し、先日の奉祝式典に引き続き「天皇陛下御即位奉祝京都御所提灯行列」を実施しました。
当日は、賀茂御祖神社を集合場所とし、糺の杜に約1800名が集まり、午後4時に順次御所に向かって出発。その列は、先頭が御所に到着する頃、最後尾はまだ糺の杜を出発していないと言うほど長大な行列となりました。
御所に到着すると、参加者はそのまま御奉迎の列に加わり、孝明天皇山陵から大宮御所にお帰りになられた天皇皇后両陛下を、あかりの灯った提灯を振り振り、「天皇陛下萬歳」と、心をこめて唱和しお迎えする事が出来ました。
京都府戦歿英霊追悼慰霊祭斎行
去る令和元年11月29日(金)リーガロイヤルホテル京都において、当本部主催による京都府戦歿英霊追悼慰霊祭を斎行しました、また併せて時局講演会・国民精神昂揚運動研修会が、京都府神社庁との共催で開催され、神社関係者や京都府議会・京都市会両神道議員連盟の議員の皆様など、約160名が参会しました。
室川副本部長が斎主となり、厳粛に慰霊祭を斎行しました
また、祭典中には「浦安の舞」が奉奏されました。
式典では、梶本部長の挨拶の後、来賓代表の方々にご挨拶頂きました
その後、日本政策研究センター所長の伊藤哲夫先生の「憲法改正−日本再生の旗を掲げて−」と題する講演を拝聴しました。
天皇陛下御即位奉祝京都府民の集い
令和元年11月23日(祝・土)に「天皇陛下御即位奉祝京都府民の集い」を、約110名のご来賓を始め合計約1100名の参列のもと、平安神宮の御本殿にて賑々しく執り行いました。当本部梶本部長は、実行委員会の副委員長を務め、他役員も実行委員として関わらせて頂きました。
第一部は、令和安寧祈願祭が斎行されました。祭員として府下神職代表者26名が奉仕し、御神前には二十一支部が各々選定した奉祝田と賀茂別雷神社・石清水八幡宮・松尾大社・大原神社の御神田を加え、御田植祭・清祓式・抜穂の儀を執り行い、その奉祝田より収穫した奉祝米の一部が供えられました。
第二部の式典では、荒巻会長の式辞の後、奉祝の辞を奉祝国会議員連盟伊吹文明会長・西脇隆俊京都府知事・門川大作京都市長・京都府商工会議所連合会今井一雄会長代理より頂戴しました。続いて御即位奉祝実行委員会林秀俊委員長の先導にて聖壽萬歳を声高らかに行い、参会者一同奉祝の誠を捧げました。
その後、京都市消防音楽隊がアンコール曲を合わせて5曲を披露、途中東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程オペラ専攻二年生の山原さくらさんの「花が咲く」の歌唱も加わり、式典に華を添えて頂きました。
第33回会員大会を開催
去る令和元年7月2日、リーガロイヤルホテル京都に於いて、第33回会員大会が開催されました。
会場には府内各地より300人を越える会員が参席し、来賓として神道政治連盟打田文博会長ご代理石川正人副会長を始め、関係団体、衆参国会議員、神道議員連盟会員など、多数のご臨席を賜り賑々しく開催されました。
式典は、稲本副幹事長の司会で進められ、梶本部長からは来る7月21日に行われる参議院選挙に向けての様々な対策について、また憲法改正等の運動について報告を含め挨拶がありました。
また、会務への功労者表彰および感謝状の贈呈式が行われました。
次に、ご来賓の代表として神道政治連盟石川正人副会長・参議院議員西田昌司先生よりご挨拶を頂きました。
式典の後、憲政史・皇室史学者の倉山満先生を講師にお迎えし、「皇室と憲法」と題する講演を賜りました。皇室の歴史を踏まえながら、帝国憲法下と当用憲法下での皇室の在り方の違い、今後の皇室の維持方法やあるべき姿などについて、貴重なお話を拝聴させて頂きました。
奉祝 天皇陛下御即位30年感謝の誠を捧げる京都府民の集い
去る1月26日、国際京都会館を会場に、約2000人の参会者が集い「奉祝 天皇陛下御即位30年感謝の誠を捧げる京都府民の集い」が開催されました。当本部も主催者の一員として、準備から関わって参りました。
当日は、小雪が降りしきる寒い日になりましたが、府下をはじめ近隣府県からも参会者がおしよせ、国際会議場のメインホールに立ち見が出るほどの盛況でした。
沖縄「京都の塔」慰霊祭斎行
平成30年12月10日から11日にかけて、当本部恒例の行事である「沖縄京都の塔慰霊参拝団」を結成し、慰霊行事を行うべく、本部長以下総勢29名の参加の下沖縄入りしました。
1日目には、嘉数高台公園の京都の塔で慰霊祭を斎行。昨年に引き続き本年も、京都市会神道議員連盟の寺田一博京都市会議長に参列頂き、 また偶然にも他用による出張にて嘉数高台公園より普天間基地の視察に来られていた門川大作京都市長にも急遽ご参列頂き、厳粛に斎行することが出来ました。
2日目は、まず普天間宮で正式参拝後、普天満宮洞穴(市指定文化財)をご新垣義夫宮司(神道政治連盟沖縄県本部本部長)にご案内いただきました。その後、「泡瀬の塔」に参拝。「泡瀬の塔」は、戦争及び戦火によって亡くなった沖縄市泡瀬地区出身の軍人軍属、児童並びに一般住民の御霊を合祀して平成7年に建立されました。
また、 同じく沖縄市の嘉手納基地に隣接する知花美里地区出身の戦歿者2700名あまりの名前が刻まれた「鎮魂・平和祈願の碑」を参拝しました。
京都府戦歿英霊追悼慰霊祭斎行
去る平成30年11月26日(月)に、当本部主催による京都府戦歿英霊追悼慰霊祭が、ホテル京都ガーデンパレスにおいて斎行されました、また併せて時局講演会・国民精神昂揚運動研修会が、京都府神社庁との共催で開催され、神社関係者や京都府議会・京都市会両神道議員連盟の議員の皆様など170名あまりのご来賓と会員にご参会いただきました。
慰霊祭では、室川喜幸副本部長斎主のもと、厳粛裡に祭儀が斎行されました。
また、昨年より「浦安の舞」にかわり、女子神職会会員による「常永遠の舞」が、英霊たちの御霊なごめにと、心を込めて奉奏されました。
その後、式典が行われ梶本部長の式辞があり、各ご来賓代表よりそれぞれご挨拶を頂きました。
その後、時局講演会・国民精神昂揚研修会として、今年は國學院大學の藤田大誠教授より「明治維新における神道精神ー現代時局を考えるために-」と題する講演を頂きました。明治維新以降国家や各神社において神道や神道精神というものがどのような変遷を辿ってきたのかについて、詳細にご解説頂きました。